フランス空軍のヘリコプターが、2015年10月下旬、初めて作戦中に空中給油を受けました。
空中給油を受けたのは、アフリカ・サヘル地域の対テロリスト作戦「Opération Barkhane」に派遣されている1/67ピレネー飛行隊のEC725カラカルです。1/67飛行隊は特殊作戦を支援する部隊で、広大なサヘル地域をカバーするために空中給油を実施しました。
給油したのはアメリカ海兵隊のKC-130Jスーパーハーキュリーズで、KC-130は輸送任務を実施しながら、ヘリコプターなどへの空中給油が可能で、1/67飛行隊はいつでもどこへでも特殊部隊を輸送可能になります。
フランス軍はOpération Barkhane用に、17機のヘリコプターをマリのガオなどに派遣しています。
フランス空軍の装備するA400Mは、しばらくヘリコプターへの空中給油試験を行わないとしており、C-130J導入の強い動機になるのかもしれません。