ブリヂストン、初飛行のMRJを新ベルト構造採用のタイヤでサポート

ブリヂストン、初飛行のMRJを新ベルト構造採用のタイヤでサポート

ニュース画像 1枚目:初飛行を終え、誘導路をタキシングするMRJ、JA21MJ
© FlyTeam News
初飛行を終え、誘導路をタキシングするMRJ、JA21MJ

ブリヂストンは2015年11月11日(水)、初飛行した三菱航空機のMRJに航空機用タイヤを提供しています。降着装置システムを製造・販売する住友精密工業へ納入され、これがMRJに装着されているものです。

ブリヂストンは各航空機メーカーに航空機用タイヤを納入しており、特に航空機の重量と速度を支え、離着陸を繰り返すという過酷な状況で使用され、耐久性の高い製品が求められています。飛行中の燃費向上の点からは、タイヤの軽量化も欠かせない要素です。

MRJ向けタイヤは、技術的に難しいとされている耐久性と軽量化を両立させた最新ラジアル構造RRR(Revolutionarily Reinforced Radial:トリプルアール)が採用されました。このトリプルアールは、低燃費・経済性の向上、高い安全性が特徴です。低燃費は、高弾性・高強力繊維を用いた新ベルト構造を採用し、タイヤを軽量化しています。また、新ベルト構造は耐摩耗性が向上し、タイヤ交換までの着陸回数が増加することから経済性も高まります。さらに、新ベルト構造は従来構造に比べより一層高い安全性が確保されています。

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