タイ国際航空、バンコクエアウェイズは2015年12月1日、アメリカ連邦航空局(FAA)がタイの民間航空局をカテゴリー2に指定したことを受け、同社の運航には影響が無いとの声明を発表しました。タイはこれまでのカテゴリー1から、カテゴリー2へと引き下げられたものです。
FAAのカテゴリー2は、国際基準に合わせた航空会社を監督する必要な規制、法律が欠けている、あるいはFAAと同等の民間の航空機を統括する機関が専門的な知識や訓練、記録補完、検査手順などが満たされていない場合などに認定されます。このため、アメリカへ運航する便の増加、新規就航、アメリカの航空会社とのコードシェアを自由に行うことはできなくなります。
タイ国際航空は2015年10月25日にロサンゼルス線を運休し、アメリカ路線はなく、商業的な影響、顧客の利用面での影響は無いとしています。なお、タイ国際航空はコードシェアを通じ、引き続きアメリカへのアクセスを提供します。
また、バンコクエアウェイズはアメリカへの直行便の運航、アメリカの航空会社とのコードシェア提携も無くこの影響はないとしています。
両社とも安全面の注力を行っており、国際的な基準を守り、最高の安全性を維持しているとアピールしています。