三菱航空機、MRJの飛行試験と納入までのスケジュールを見直し

三菱航空機、MRJの飛行試験と納入までのスケジュールを見直し

ニュース画像 1枚目:初飛行を終えたMRJ JA21MJ
©
初飛行を終えたMRJ JA21MJ

三菱航空機と三菱重工業は2015年12月16日(水)、開発を進めているMRJの飛行試験について、試験工程から量産初号機の納入時期まで、全体スケジュールのレビューを行っていると発表しました。ローンチカスタマーの全日空(ANA)への納入スケジュールが遅れると見られます。三菱航空機は12月末までに、改めて発表する予定としています。

MRJの初飛行は2015年11月11日でしたが、この日程は当初の見込みから遅れていました。現在までに発表されているスケジュールでは、2号機が2015年内に初飛行、3号機と4号機は最終組立を完了した後、地上試験を経て2016年第1四半期に初飛行する計画です。

この4機は日本で試験飛行を行った後、2016年第2四半期から第3四半期にかけてアメリカ・モーゼスレークに順次移動し、2017年第1四半期にかけて試験飛行を行います。また、ANA塗装を施した5号機は、2016年第2四半期の初飛行を計画しています。その後、初号機納入時期は2017年4から6月としています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く