アメリカン航空、プレミアム・エコノミー導入 一部機種でシート5種類に

アメリカン航空、プレミアム・エコノミー導入 一部機種でシート5種類に

ニュース画像 1枚目:アメリカン航空が2016年後半に導入するプレミアム・エコノミー
© American Airlines Group
アメリカン航空が2016年後半に導入するプレミアム・エコノミー

アメリカン航空は2015年12月9日、国際線ワイドボディ機にプレミアムエコノミーを導入すると発表しました。2016年後半に787-9から装備を開始します。アメリカン航空は、顧客への調査から、エコノミーとビジネスの間のサービスが求められているとし、プレミアムエコノミーの導入を決定したと説明しています。これにより、同社の一部機材では、ファーストからエコノミーまで5種類の座席を提供し、旅客の選択肢を増やします。

プレミアムエコノミーのシートピッチは38インチで、エコノミーと比べ足元の広さを確保し、座席幅が広いほか、プライオリティ・チェックインの利用、預け入れ荷物の許容量の増加、アメニティーキットの提供、ノイズキャンセリング・ヘッドフォンの提供などのサービスが含まれています。

プレミアムエコノミーは2016年後半に受領する787-9に導入します。787-9にはビジネスクラスを装備し、その後ろにプレミアムエコノミーに「2-3-2」の配列で3列、計21席を装備します。このほか座席幅の広いメインキャビン・エクストラ、そして通常のエコノミーを装備します。2017年に受領するA350にもプレミアムエコノミーが装備されます。

このほか、保有機材のうち、777-300ER、777-200ER、787-8、A330にも今後3年をかけて順次、プレミアムエコノミーを装備します。これにより、777-300ERはファースト、ビジネス、プレミアムエコノミー、メインキャビン・エクストラ、エコノミーと5種類のシートを装備します。767-300にはプレミアムエコノミーは装備せず、今後、順次退役となる予定です。

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