アメリカ海軍は、2015年12月14日、空母USSハリーS.トルーマン(CVN-75)を旗艦とする空母打撃群(HSTCSG/CSG-8)が、スエズ運河を通過して第5艦隊作戦海域に入ったと発表しました。中東方面では10月中旬にUSSセオドア・ルーズベルト(CVN-71)を旗艦とするCSGが、第5艦隊作戦海域を離れて以来、空母が不在の状態でした。
CSG-8はトルーマンのほか、第7空母航空団(CVW-7)、イージス巡洋艦USSアンツィオ(CG-68)、第28駆逐隊(DESRON-28)のイージス駆逐艦USSバルクリー(DDG-84)、USSゴンザレス(DDG-66)、USSラメージ(DDG-61)、USSグレーブリー(DDG-107)などが含まれ、11月16日にバージニア州ノーフォークを出港し、大西洋、地中海を航海してきました。
第5艦隊作戦海域は、ペルシャ湾、紅海、オマーン湾、アデン湾、アラビア海、インド洋の一部など約250万平方マイルの海域で、CSG-8はISIL攻撃やアフガニスタン作戦の支援を実施するものと思われます。
■トルーマン搭載のCVW-7所属飛行隊/ 搭載機
・第143戦闘攻撃飛行隊(VFA-143)ピュ-キンドッグス F/A-18E
・第103戦闘攻撃飛行隊(VFA-103)ジョリーロジャーズ F/A-18F
・第83戦闘攻撃飛行隊(VFA-83)ランペイジャーズ F/A-18C
・第25戦闘攻撃飛行隊(VFA-25)フィスト・オブ・フリート F/A-18E
・第140電子攻撃飛行隊(VAQ-140)パトリオッツ EA-18G
・第117早期警戒飛行隊(VAW-117)ウォールバンガーズ E-2C
・第5海上戦闘ヘリコプター飛行隊(HSC-5)ナイトディッパーズ MH-60S
・第72海上攻撃ヘリコプター飛行隊(HSM-72)プラウド・ウォーリアーズ MH-60R
・第40艦隊支援飛行隊(VRC-40)ローハイズ C-2A