航空局、2016年予算は首都圏空港の機能強化、地域活性化などに重点取組み

航空局、2016年予算は首都圏空港の機能強化、地域活性化などに重点取組み

政府は2016(平成28)年度の予算を閣議決定、このうち国土交通省航空局の空港整備勘定による予算は1,950億円です。

航空局の予算は経済財政運営と改革の基本方針2015、「日本再興戦略」改訂2015、観光立国実現に向けたアクション・プログラム2015などを踏まえ、基本方針として大きく3つの柱で策定しました。第1に首都圏空港の機能強化、第2に訪日外国人旅行者の受入環境整備等による地域の活性化、第3に航空の安全・安心の確保です。

国際航空の拠点となる首都圏空港では、国際競争力を強化し、経済成長を促進するために必要な施設整備を重点的に実施し、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の円滑な開催に向け、2020年までに羽田・成田両空港の空港処理能力を約8万回の拡大に取り組みます。

また、訪日外国人旅行者数2000万人の目標達成が視野に入り、「次の時代」に向けた受入環境整備を進めるため、那覇空港、福岡空港の滑走路増設事業など地方空港のインバウンド拡大、着陸料の軽減などに取り組みます。さらに、航空の安全・安心では、空港の耐震対策や老朽化対策、ボディスキャナーの導入による保安検査の高度化なども重点的に事業を推進します。

この記事に関連するニュース
メニューを開く