KAI、韓国ステルス戦闘機KF-X開発を8,200億円で受注

KAI、韓国ステルス戦闘機KF-X開発を8,200億円で受注

ニュース画像 1枚目:KF-Xの想像図
© Korea Aerospace Industries
KF-Xの想像図

コリア・エアロスペース・インダストリーズ(KAI)は、2015年12月28日、韓国防衛事業庁(DAPA)から、韓国戦闘実験機(KF-X)開発計画を約8兆ウォン(約8,200億円)で受注したと発表しました。

KF-Xは、韓国空軍が使用しているF-4やF-5の後継機となる戦闘機で、2020年代以降に使用できる性能を備えているものとされています。F-35未満のステルス性能を持つ双発・単座の戦闘機となる模様で、F-16の後継機として全世界へ700機から800機の輸出を視野に入れています。

この計画は韓国政府(60%)のほかインドネシア政府(20%)、KAIなどの企業(20%)が開発費を負担し、ロッキード・マーティンが技術協力します。計画では2022年までに初号機を初飛行させ、2026年6月までに開発を完了するとしています。

韓国は航空機を輸出産業として振興する政策をとり、T-50練習/軽戦闘機や各種ヘリコプターを開発しています。しかし、アメリカは自国の軍需産業のライバルとなることを警戒し、提携や技術協力を渋る動きが目立ち始めています。

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