中国南方航空のA319と海南航空の737、南沙の人工島に着陸

中国南方航空のA319と海南航空の737、南沙の人工島に着陸

2016年1月6日、中国南方航空のA319「B-6203」と海南航空の737-800「B-5620」が、南シナ海にある南沙(スプラトリー)諸島のファイアリー・クロス礁に造成した人工島に着陸しました。新華社通信が写真付きで伝えています。

2機とも海口美蘭国際空港から約2時間飛行して10時21分と同46分に相次いで人工島に着陸し、午後には離陸しました。これは中国政府による試験飛行で、人工島に職員や医療物資などを安全に運べることを確認し、洋上の代替飛行場として航空の安全に寄与するものとしています。

記事ではファイアリー・クロス礁の人工島を、中国最南端の領土と強調しています。国際的な非難をよそに強引に実効支配を進める中国ですが、軍用機ではなく民間機の着陸を報じる配慮はあるようです。

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