JAXA、大樹航空宇宙実験場で「こうのとり」用回収カプセルの落下実験

JAXA、大樹航空宇宙実験場で「こうのとり」用回収カプセルの落下実験

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2016年2月、北海道大樹町の大樹航空宇宙実験場で、宇宙ステーション補給機「こうのとり」に搭載予定の小型回収カプセルを落下させる「高空落下試験」を実施したと発表しました。

JAXAは「こうのとり」に小型回収カプセルを搭載し、そのカプセルに国際宇宙ステーション(ISS)の実験成果を乗せて地球へ帰還させる技術開発を進めており、今回の落下試験はこの技術開発の一環として2015年10月に実施されたものです。

落下試験は、カプセル落下時のデータ取得やパラシュート作動テストを目的として、JAXAのBK117ヘリコプター、機体番号(レジ)「JA21RH」で大樹町沖合の上空2キロメートルまでカプセル試験モデルを吊り上げ、落下させる方式で実施されました。

なお、カプセルは大樹漁協の協力を得て漁船で回収され、実験は無事終了し、データ解析が進められています。

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