2016年2月22日(月)、イタリア空軍第37航空団のユーロファイター・タイフーン戦闘機2機が、マルタ国籍のセスナ172Mスカーホークをインターセプトしました。
イタリアの防空レーダーは、シチリア島南部沖に高度4,000フィートで交信が途絶えた低速の航空機をとらえ、訓練中のタイフーン2機を急行させました。
タイフーン編隊が視認した航空機はマルタ国籍のセスナで、マルタを有視界飛行(VFR)で離陸してマルタに戻る計画のものでした。タイフーンのパイロットは、航空交通管制と交信を再開するよう促し、シチリア島のトラバニ・ビルジ基地へ帰還しました。
イタリア空軍はNATO加盟国と協力して、平時から365日、24時間、領空を監視しており、迅速・柔軟に不測の事態に備えているとしています。