兵庫県、但馬線の維持で日本エアコミューターの機材更新分で予算計上

兵庫県、但馬線の維持で日本エアコミューターの機材更新分で予算計上

ニュース画像 1枚目:日本エアコミューターが購入契約を締結しているATR 42-600
© ATR
日本エアコミューターが購入契約を締結しているATR 42-600

兵庫県は2016(平成28)年度の当初予算で、日本エアコミューター(JAC)の機材更新に伴い、1億3500万円の予算を計上しました。日本エアコミューターは2015年6月、ATR 42-600を確定発注で8機、オプション1機、購入権14機を契約しており、兵庫県の予算はこの機材更新に伴うものとみられます。

機材の購入は、伊丹/但馬線に投入されているサーブ340Bの経年化が進み、同路線の安全、安定的な運航を維持する目的での導入です。機材購入者は但馬空港ターミナルで、この機材を日本エアコミューターへ貸与します。

事業費全体では、27億3,000万円で、このうち兵庫県は但馬空港ターミナルへの補助として17億1,000万円、さらに兵庫県の日本エアコミューターへの負担額は10億2,000万円です。日本エアコミューターは、但馬線以外に機材を利用するリース料は但馬空港ターミナルへ毎年度ごとに支払い、但馬空港ターミナルはリース料を原資に県へ貸付金を毎年度償還することとします。

なお、兵庫県は、但馬空港発着便では、羽田空港の直行便の誘致活動として630万円を計上しており、この路線の実現に向けた、首都圏での観光PRを行います。特に、但馬/伊丹/羽田を経由したツアー商品をPRするほか、空港や都心部、イベントなどでの但馬空港の利用や観光をPRします。

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