ブリュッセル国際空港、仮施設で運用再開に向け準備 3月29日に検査

ブリュッセル国際空港、仮施設で運用再開に向け準備 3月29日に検査

ブリュッセル国際空港は2016年3月26日(土)、捜査当局が3月25日(金)午後に空港での操作を終了してから初めて、同空港のエンジニア、技術者、外部の専門家チームが爆発による最初の被害分析を行いました。この確認で、ターミナルビルの手荷物、乗客の検査施設は影響がないとしており、チェックインカウンターについて仮の施設を設けることができるか、検討しました。

これを受け、同空港では再開に向け、仮のチェックインカウンターを設け、運用再開に向け、航空会社やグランドハンドリングの企業と共同で検討を進めるとしています。なお、運用再開については未だ発表しておらず、手荷物や駐車していた車の移動などを行っています。

3月27日(日)付の発表では、仮施設を使った再開に向け、いくつかのシナリオを検討しており、短期での再開は難しいとしています。さらに、ベルギー政府の命令による追加の安全対策を実施する必要があります。

この追加対策は、一時的な仮の施設でも火災や安全規制を満たす必要があるほか、旅客の流れはスムーズに行われ、実際の状況を試す必要があるほか、政府当局がセキュリティ・システムの審査を認証する必要があります。

同空港では3月29日(火)に仮施設にいて当局が検査を行い、800名のスタッフによるチェックイン手続きのテストを行います。

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