東京航空局、羽田空港のWings of Lifeの格納庫について注意喚起

東京航空局、羽田空港のWings of Lifeの格納庫について注意喚起

東京航空局は2016年3月30日(水)付けで、羽田空港の制限区域内に格納庫を運営するWings of Life(WOL社)に対し、4月以降の国有財産の期間更新、構内営業の期間更新の申請を不許可と不承認とする決定通知を行ったと発表しました。また、この格納庫に関連して注意を喚起しています。

WOL社は、格納庫でビジネスジェットの整備・運航支援事業を営んでいますが、使用料の滞納を繰り返し、航空局職員の収賄事件に発展していたものです。

東京航空局は、不許可と不承認通知で4月1日以降、格納庫を撤去する原状回復を求めており、売買契約などでこの施設を所有する場合は、WOL社から空港管理規則に基づき、施設の譲渡申請と申請に関連する承認手続が必要としています。

また、WOL社は東京航空局長の事前承認を受けずに根抵当権を設定しており、この根抵当権の抹消を航空局は再三、要請しているとしていますが、3月31日(木)現在で抹消されていません。なお、航空局などはこの事態について法的検討を行いましたが、強制的な根抵当権の抹消は困難としており、抹消の要請に留まっています。

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