アメリカン航空、機内食が死亡の要因と訴えられる

アメリカン航空、機内食が死亡の要因と訴えられる

アメリカン航空は2011年11月30日、チャプター11、日本でいう企業再生法を申請、事実上の経営破綻となりました。このチャプター11は裁判所に申請をしますが、別件でも裁判所通いが必要になりそうです。

アメリカの報道によると、チャプター11を申請した同じ週にマイアミの未亡人がアメリカン航空の機内食を食べたことで夫が死亡した、と訴えました。

事の発端はバルセロナ発ニューヨーク行きの機内でのこと。亡くなった夫が機内食でチキンを食べ、JFKに着陸する頃には胃に激しい痛みを感じ、のども急に乾きだしたといいます。夫婦の旅程は、JFKからマイアミへ向かう予定どおり、飛行機を乗り換え搭乗。マイアミへ向かう機内で病状はさらに悪化し、バージニア州ノーフォークに緊急着陸したものの、亡くなってしまったのです。

訴えた未亡人側の主張は、悪玉菌として知られる毒素をもつクロストリジウムが機内食に混ざり込み、体調が悪化。さらに治療が必要な状態の人を搭乗させたことで、緊急着陸をしても治療が間に合わなかったことが死亡の原因と主張しています。

実際のところ、機内食が死亡の要因か事の真偽は定かではありません。ただ、片方では会社の再建で裁判所へ、もう片方では死亡した原因で訴えられるとあって、まさに泣きっ面に蜂といったところでしょうか。

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