運輸安全委員会、2015年発生の新日本ヘリコプター墜落事故で調査報告書

運輸安全委員会、2015年発生の新日本ヘリコプター墜落事故で調査報告書

国土交通省 運輸安全委員会は2016年4月28日(木)、2015年3月に三重県で発生した新日本ヘリコプターのAS332L1、機体番号(レジ)「JA6741」の墜落事故について、調査報告書を公表しました。

この事故は、2015年3月6日(金)、紀伊長島場外離着陸場に向かっていた新日本ヘリコプターの「JA6741」が、三重県紀北町の前進基地荷吊り場でのホバリングから離脱して上昇した際、送電線に衝突し、山の斜面に墜落、炎上したものです。機体には2名の乗員が搭乗していましたが、両名とも死亡しました。

報告書では、機体が送電線に衝突した理由として、ホバリングから離脱し上昇した際、送電線から十分な距離を保って飛行しなかったことが推定されるとしています。また、送電線との距離を保てなかった要因として、送電線を視認していなかった、または送電線までの距離を判別できていなかったとみています。このことから、機長が認知していた以上に送電線に接近した可能性が考えられるとしています。

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