米運輸省、ハワイアン航空に羽田深夜発着枠を承認 羽田/コナ線実現へ

米運輸省、ハワイアン航空に羽田深夜発着枠を承認 羽田/コナ線実現へ

ニュース画像 1枚目:ハワイアン航空 ロゴ
© Airbus S.A.S.
ハワイアン航空 ロゴ

ハワイアン航空は2016年5月13日(金)、羽田空港の発着枠を利用し、新たに開設する羽田/コナ線について、アメリカ運輸省(DOT)から承認を得たと発表しました。同社は5月4日付けで申請で、深夜早朝枠の使用は1社であることから、早期に発着枠を割り振るよう指摘していました。

DOTは発着枠を与えた理由について、ハワイアン航空のみが深夜発着枠を活用した路線を申請し、他社からは深夜枠の申請がないこと、早期に承認することが公共の利益に資することと判断し、承認しました。

ハワイアン航空はこれを受け、コナ線の開設は地元経済だけでなく、ハワイ州全体に大きく貢献するとコメントし、全面的に歓迎するとしています。また、ハワイと日本間は最も多くの旅客が行き来しており、アメリカ経済に貢献するとしています。

ハワイアン航空の深夜早朝枠の使用は、同社の第3希望で、昼間時間帯の羽田/ホノルル線が第1希望、昼間時間帯の羽田/ホノルル線と羽田/コナ線の組み合わせが第2希望でした。第3希望は第2希望が実現しない場合としていました。

また、申請時にハワイアン航空が提案した深夜枠の計画は、ホノルル線が週4便、コナ線が週2便で、機材はビジネス18席、プレミアムエコノミー68席、エコノミー192席、計278席のA330-200を使用するとしていました。同社は2016年6月にA330-200の22機目、23機目を受領する予定で、これらの機材で新路線に対応します。

なお、ハワイアン航空は、この計画を2016年10月30日以降、2017年1月29日までに実現し、運航を開始する必要があります。また、DOTは今回の決定について、昼間時間帯の発着枠配分に影響を与えることはないとしています。

■ハワイアン航空、羽田/コナ線と羽田/ホノルル線の組み合わせスケジュール
<冬スケジュール期間>
HA856 羽田 23:55 / ホノルル 11:55  月、火、木、土
HA852 羽田 23:55 / コナ 12:15 (水、金、日)
<夏スケジュール期間>
HA856 羽田 23:55 / ホノルル 12:40 月、火、木、土
HA852 羽田 23:55 / コナ 12:50 水、金、日

<冬スケジュール期間>
HA855 ホノルル 17:20 / 羽田 22:00 (+1) 月、水、金、日
HA851 コナ 17:05 / 羽田 22:55 (+1) 火、木、土
<夏スケジュール期間>
HA855 ホノルル 18:25 / 羽田 22:00 (+1) 月、水、金、日
HA851 コナ 18:10 / 羽田 22:55 (+1) 火、木、土

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