エジプト航空の「SU-GCC」、エジプトやフランスなどが墜落認める

エジプト航空の「SU-GCC」、エジプトやフランスなどが墜落認める

2016年5月19日、エジプト航空のパリ発カイロ着MS804便のA320-200、機体記号(レジ)「SU-GCC」が消息不明になった件で、エジプト航空当局は機体の一部をキプロス島近くで発見したと発表しました。ただし、この一部と見られる部品は、当該機のものであるか、ギリシャ側の情報では確認中としており、情報が錯綜しています。

フランス大統領府は、MS804便の搭乗者に哀悼の意を示すと同時に、事故原因の調査をエジプト当局と協力して行なうと表明しています。事故機の捜索で、既にギリシャが艦船を派遣、エジプトが空軍機を投入しており、フランスも艦船と航空機の派遣に協力します。また、大統領府の声明では、墜落原因に直接言及はしていないもののテロの可能性も捨てていないとしています。

製造したエアバスも声明を発表、哀悼の意を示しています。あわせてエジプト、フランス当局と共に事故原因の究明にあたるとしています。A320の「SU-GCC」は初飛行は2003年7月、引き渡しは2003年11月の機齢12年です。

この便には子ども1名、幼児2名を含め乗客56名、乗員はセキュリティ担当者3名と乗務員7名、計66名が搭乗していました。

この記事に関連するニュース
メニューを開く