ラタム・ブラジル、オリンピック・パラリンピック準備整う 特別体制で対応

ラタム・ブラジル、オリンピック・パラリンピック準備整う 特別体制で対応

ニュース画像 1枚目:ラタム・エアラインズ・ブラジルのA350
© LATAM Airlines Group
ラタム・エアラインズ・ブラジルのA350

ラタム・エアラインズ・ブラジル(旧TAM航空)は、リオデジャネイロ・オリンピックとパラリンピックの期間中、観客や選手団の訪問に備え、効率的な輸送サービスを提供する準備が整ったと発表しています。同社は2015年6月から、100項目以上の特別対応について各部署で準備を進めてきました。

旅客輸送のピークは、オリンピック開会式と閉会式と予想されており、こうした日も時間通りの効率的な運航を実現するとしています。オリンピック期間中は、リオデジャネイロを発着する一般旅客の25%、パラリンピック期間中は4,500名の選手、およそ30%を輸送すると予想されています。

ラタム・エアラインズ・ブラジルは2,000万レアル、約6億2,000万円をオリンピック・パラリンピック対応に投資しており、1,500万レアル、約4億6,500万円を期間中の特別対応として予算を確保、不測の事態への対応として500万レアル、約1億5,500万円を用意しています。

これまで同社は、サンパウロのコンゴニャス国際空港とグアルーリョス国際空港、リオデジャネイロのサントス・デュモン空港とアントニオ・カルロス・ジョビン国際空港で3回にわたり社内訓練を実施し、2回はブラジル民間航空局との協力で訓練を行ないました。さらに、約1,000名の空港スタッフ、手荷物や搭乗エリア担当のスタッフによる訓練を追加で実施するほか、安全性を確保する手続きを強化します。

オリンピック期間中は、特設のコントロール・センターで運航を管理するほか、パラリンピック選手の車いす移動の対応をはじめ、乗降時のサポート、手荷物管理など、各種プロセスの管理と効率化を行います。このうち、オリンピック村で事前のチェックインと手荷物預け入れなども対応します。

空港では英語、ポルトガル語、スペイン語で情報提供し、迅速な対応につなげるとしています。航空機の運用でも、円滑な運航をめざし、ブラジリアやコンゴニャスとグアルーリョスのサンパウロ2空港の計3空港にA320を4機、767を1機、777を予備機として確保します。また、定期便についても需要を注視しており、すでにおよそ100便を増便しており、計300便の臨時便を運航します。

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