EU航空安全リスト、乗入禁止のザンビア国籍やマダガスカル航空などを除外

EU航空安全リスト、乗入禁止のザンビア国籍やマダガスカル航空などを除外

欧州委員会(EU)は2016年6月16日(木)、「EU航空安全リスト(the EU air safety list)」を更新しました。今回の更新でザンビア国籍の航空会社はヨーロッパ乗り入れ禁止から除外されたほか、マダガスカル航空、インドネシアのシティリンク、ライオン・エア、バティク・エアが禁止リストから排除されました。これによりいずれも安全性が向上したと認識されます。

さらに今回は、エアバスが大型契約を獲得したイラン航空についても、同社の大多数の機材でヨーロッパへの運航再開を認めるとしています。

国で禁止リストから対象外となったザンビアはヨーロッパから技術支援が行われ、これにより乗り入れ禁止の対象外となりました。また、イランには4月に訪問し、技術評価を行った後、就航が可能と判断しました。

この改訂により、EUへの乗り入れ禁止の航空会社は19カ国の214社は、国の航空安全性が原因で、イラク航空とスリナムのブルーウイング・エアラインズの2社は安全基準から禁止となっています。

なお、機種によって運航が可能な条件付きの航空会社はナイジェリアのアフリジェット・エアラインズ、ガボンのヌーベル・エア・アフェアーズ・ガボン、北朝鮮の高麗航空、コモロのエア・サービス・コモロ、アンゴラのTAAGアンゴラ航空、イラン航空となっています。

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