朝日航洋は2016年6月21日(木)、3Dレーザー計測などを手がける企業のべステラと2016年4月から開始している大規模施設の3次元データ計測サービス「パーフェクト3D」を用いて、東京スカイツリーから墨田区役所周辺区域における大規模エリアの3次元点群データ化を実現したと発表しました。
「パーフェクト3D」は、製鉄所や発電所、石油化学等の大規模プラント施設を所有する企業へ向けて提供されているサービスで、地上、水域、航空のそれぞれから3次元レーザ計測を実施し、統合的な3次元点群データを一体的に提供するものです。
今回の隅田区での3次元点群データ化では、固定型3次元レーザースキャナと車を使用したモービルマッピングシステムでスキャンを実施、さらに地形計測に使用される航空レーザーでヘリコプターからのスキャンを実施して広範囲な3次元データを生成、これらを合成することで実現に至りました。
朝日航洋は航空レーザー計測の分野で協力を行い、今後の事業ではドローンを使用した計測も行われる予定です。同社は、今回の成果により地域・観光用途においても「パーフェクト3D」の提供が可能であることが実証されたとして、今後は短期間かつ安価にサービス提供できるように開発を行っていくとしています。