運輸安全委員会、2015年の霧ヶ峰滑空場グライダー墜落事故で報告書

運輸安全委員会、2015年の霧ヶ峰滑空場グライダー墜落事故で報告書

国土交通省 運輸安全員会は2016年6月30日(木)、長野県諏訪市の霧ヶ峰滑空場で2015年5月30日(木)発生したグライダー事故について、調査報告書を公表しました。

この事故は、霧ヶ峰滑空場からウインチ曳航により発航したシェンプ・ヒルトのDuo Discus、機体番号(レジ)「JA07KD」で、ウインチで引いていた索が上昇中に切れ、墜落したものです。機体は大破し搭乗していた2名が重傷を負いました。

報告書では、曳航索のヒューズが破断した後、機長が旋回着陸を試みたものの低高度の場所で高度が大きく低下したため、墜落につながったものと考えられるとしています。

また、旋回中に高度が大きく低下したことについては、高度に余裕がない中での旋回であったため、操縦のバランスを欠き、横滑りが発生したことや、下降風が関与した可能性も考えられるとしています。

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