アメリカン航空と米運輸保安局、新たな保安検査技術の共同試験を実施へ

アメリカン航空と米運輸保安局、新たな保安検査技術の共同試験を実施へ

アメリカン航空と米運輸保安局(TSA)は2016年秋に、自動化された保安検査レーンとコンピュータ断層撮影(CT)スキャナーを含む、新しい保安検査技術を、アメリカン航空が全米に展開するハブ5空港に導入すると発表しました。

自動化された保安検査レーンでは、現在手作業で行われているものの多くを自動化することによって保安検査を改善し、検査の有効性を高めるとともに、旅行者が検査に費やす時間を約30%短縮できるよう、新しい技術が組み込まれています。この自動化レーンは、シカゴ・オヘア、ダラス・フォートワース、ロサンゼルス、マイアミ空港への設置が予定されており、TSAは長期的に、全米の空港へ自動化された保安検査レーン導入することを目指しています。

また、フェニックス空港では、2016年末に開始予定の試験的プログラムとして、TSA保安検査所へのCTスキャン導入が計画されています。3D CTテクノロジーを活用することで、液体、ジェル、スプレー缶やノート型パソコンなどを機内持ち込み手荷物の中に入れたまま、検査台を通過できるようになる可能性があります。これにより、検査に必要な時間が短縮されるほか、使用するトレーの数も減らすことができます。

試験運用で好結果が得られた場合、TSAは米国全土の他の保安検査所にもCTテクノロジーを導入する可能性があるとしています。

詳しくは、アメリカン航空のウェブサイトを参照ください。

メニューを開く