エティハド、エア・ベルリンの筆頭株主に-コードシェア、マイルなど提携

エティハド、エア・ベルリンの筆頭株主に-コードシェア、マイルなど提携

エティハド航空はエア・ベルリンの株式の保有比率を29.21%に引き上げ、筆頭株主になります。この筆頭株主の変更にあわせ、エティハドとエア・ベルリンは提携を強化、両社は両国政府の認可を条件に共同で運航、マーケティングなどが行えるよう認可手続きを行う予定です。

まず、両社の提携の手始めとしてエア・ベルリンが2012年1月15日から、ベルリン/アブダビ線をA320-200型で開設する予定です。

また、両社はコードシェアも実施。エア・ベルリンが運航する171地点のうち36地点の便にエティハド便名を付け、エティハドが運航する82地点のうち24地点でエア・ベルリンがコードシェアを行います。両社は今後もコードシェア便を増やす予定のほか、エア・ベルリン・グループのニキ航空、ベルエアともコードシェアします。

さらに、エティハド航空のマイレージプログラム「エティハド・ゲスト」、エア・ベルリンの「トップボーナス」は統合する予定で、両社の搭乗でマイルの獲得と特典航空券の交換をはじめマイル利用ができるようになります。

エア・ベルリンは経営再建をめざし、路線縮小を行っているところ。さらに、2012年にはワンワールドへの正式加盟も控えています。このため、今回のエティハド航空の筆頭株主、マイレージ提携によって、エティハド航空のアライアンス加盟も気になるところ。ただし、キャセイパシフィック航空と中国国際航空の株式保有のように異なるアライアンスのままというケースもあり、動きを注視するといったところでしょう。

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