RUAGアビエーション、FAAからドルニエ228-212の型式設計変更を獲得

RUAGアビエーション、FAAからドルニエ228-212の型式設計変更を獲得

ニュース画像 1枚目:最終組立が進むドルニエ228
© RUAG Aviation
最終組立が進むドルニエ228

RUAGアビエーションは2016年7月11日(月)、ドルニエ228-212のアップグレードについてアメリカ連邦航空局(FAA)から認可を得たと発表しました。型式設計変更(Amended Type Certificates)を得たもので、RUAGは新たなマイルストーンになったとしています。

FAAのTC変更は2016年3月15日(火)付けで発行されたもので、ブレード5枚のプロペラとなるほか、エンジンシステムが最適化され、コクピットはグラスコクピット化され、最新のアビオニクスが搭載されます。

新たな型式設計変更の変更で、RUAGはFAAから航空機のハードウェア、設計に対して修正は求められず、同社は6カ月に渡る開発チームの大きな成果だとコメントしています。また、今回の設計変更により、アメリカ市場の顧客へ大きなメリットが提供されるほか、同社の国際化が大きく進展するとも述べています。

アップグレードされるドルニエ228-212プログラムでは、短距離離着陸(STOL)機能、高速巡航、横風の安定性などで向上しています。さらに旅客機から航空貨物輸送向けへレイアウト変更が簡単にできるほか、メンテナンスコストと運用コストの削減にも力が注がれています。RUAGアビエーションは、ドイツ、インド、アメリカで製造された各種パーツ、アビオニクス、電子システムを使用し、ミュンヘンで最終組立を行っています。

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