デルタ航空は2016年8月16日(火)、2017年秋から運航を開始する予定のA350に、全席個室タイプのビジネスクラス「デルタ・ワン」スイートを導入すると発表しました。ビジネスの各座席にスライド式ドアを設置する航空会社は世界初で、デルタ航空は国際線ビジネスクラスの概念を変えるとアピールしています。
「デルタ・ワン」スイートは、快適性とプライバシーを重視してデザインされたビジネスクラスです。スライド式ドアでプライベートな空間が仕切られ、個人用収納スペースは使いやすさが配慮されています。
「デルタ・ワン」は、全席通路側のフルフラット・ベッドになるシートで、A350の「デルタ・ワン」スイートはさらに、スライド式ドア、個別調整が可能な照明、パソコンやヘッドフォン、靴を収納できる専用スペース、形状記憶機能付きのクッションなどが備えられます。また、アメリカの航空会社では最も大きな18インチの高解像度個人用モニターなどが備えられます。
なお、「デルタ・ワン」スイートを装備するA350は、32席(室)が設けられます。この後、777にも導入する予定です。なお、A350は主にアメリカ/アジア間の路線に使用する予定です。