国土交通省は2016年8月17日(水)、手ぶら観光の整備・機能強化をめざし、一時保管施設、多言語案内標識の導入費用などの補助を行うと発表しました。民間事業者を対象とした補助事業の二次募集で、8月17日(水)から9月30日(金)まで応募を受付けます。
この手ぶら観光促進は、訪日外国人旅行者が鉄道駅などで大きな荷物を持ち運ぶ不便解消をめざし、空港、駅、商業施設などで荷物を一時預かり、空港、駅、宿泊先などへ配送し、「手ぶら観光」することで旅行者の地方訪問や地方での消費拡大を促すことをめざした支援です。
特に、日本の世界最高水準の宅配サービスを活用した「おもてなし」に加え、2020年のオリンピック・パラリンピック開催時にはコインロッカー、列車内の荷物置き場不足が予想されることから、この対応と同時に旅行者の観光やそれに関連する消費促進が期待されています。
手ぶら観光カウンターの設置箇所は2016年7月28日現在、93カ所あります。このうち空港では新千歳、函館、成田、羽田、中部(セントレア)、関空、那覇に設けられています。このほか、JR駅や私鉄駅、商業施設、観光施設などに設けられています。
今回の募集は、2016年度中に手ぶら観光共通ロゴマーク掲出の認定を受けた、または認定する見込みがあるカウンターで、手荷物集荷場、受渡場の整備や機能強化への補助となります。なお、詳しくは国土交通省のホームページを参照ください。