フジテレビ、9月20日放送「ザ・ボーダーライン」で重大航空事故を紹介

フジテレビ、9月20日放送「ザ・ボーダーライン」で重大航空事故を紹介

フジテレビ系列の全国の放送局では2016年9月20日(火)夜、関西テレビ制作の過去の重大航空事故を紹介するバラエティ番組「ザ・ボーダーライン〜重大事故はなぜ起きた!?〜」を放送します。

番組では、2007年のTAM航空3054便オーバーラン事故、1988年のアロハ航空243便事故、2002年のユーバーリンゲン空中衝突事故を取り上げ、事故の原因となった出来事で、生死を分けた「ボーダーライン」から、各事故の現場では一体何が起こっていたのかが紹介されます。

番組で紹介されるTAM航空3054便オーバーラン事故は、2007年7月17日(火)にTAM航空3054便としてブラジル・ポルトアレグレからサンパウロへ運航されていたA320-200、機体番号(レジ)「PR-MBK」がサンパウロのコンゴーニャス空港に着陸する際にオーバランを起こして、空港敷地外のガソリンスタンドに衝突、乗客乗員186名全員と、地上にいた13名が死亡したものです。事故原因は、着陸時にパイロットがエンジン操作を適切に実施しなかったためとされています。

1988年のアロハ航空243便事故は、1988年4月28日(木)、ハワイのヒロ国際空港からホノルル国際空港へ向かっていたアロハ航空の737-200、機体番号(レジ)「N73711」で、飛行中に機体前方の外壁が破れ、急減圧により天井外壁が吹き飛ばされたものです。機体はマウイ島のカフルイ空港に緊急着陸し、飛行中に外へ吸い出された客室乗務員1名を除いた89名の乗客と4人の乗務員が生還しました。事故当時機体は老朽化しており、接合部分が圧力増減による金属疲労に耐えられなかったことが要因とされています。

2002年のユーバーリンゲン空中衝突事故は、2002年7月1日(月)、ドイツ南部のユーバーリンゲン上空で、バシコルトスタンのウファからモスクワを経由しバルセロナへ向けて飛行していたバシキール航空2937便のツポレフTu-154M「RA-85816」と、バーレーンからイタリア・ベルガモ経由でブリュッセルに向かっていたDHL611便の757-200「A9C-DHL」が空中衝突、両機は大破し、双方に搭乗していた71人全員が死亡したものです。後に当該空域を管轄していたスイスの管制センターに問題があったことが発覚、担当していた航空管制官が、事故の2年後に遺族に刺殺される事件も発生しました。

重大航空事故について取り上げる「ザ・ボーダーライン〜重大事故はなぜ起きた!?〜」は、2016年9月20日(火)の22時から22時54分間で放送されます。詳しくは、関西テレビ放送のウェブサイトを参照ください。

期日: 2016/09/20
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