ロックウェル・コリンズは2016年9月21日(水)、ボーイングが開発を進めている777Xに同社のタッチスクリーン・フライト・ディスプレイの搭載を決定したと発表しました。商用機で初めてタッチスクリーン式のフライト・ディスプレイが採用され、パイロットはより直感的に操作でき、効率的な運航につながります。
ロックウェル・コリンズは、「タッチスクリーンは、すでに私たちの生活の中であふれているが、777Xのような高度な商用機のフライトデッキに進化が取り入れる判断をしたボーイングを賞賛する」とコメントしています。また、タッチスクリーン操作が可能なモニター装備で、パイロットは情報の管理が容易になり、タスク完了までのプロセスがスピードアップするとメリットもアピールしています。
777Xに搭載されるタッチスクリーン・フライト・ディスプレイはマルチタッチ仕様で、パイロット2名が同時に同じ画面をタッチすることができます。このスクリーンでは気象レーダーとあわせた統合監視システム、飛行制御などで、ヘッド・アップ・ディスプレイ(HUD)ともオプションで連携するシステムです。
ボーイングは777Xを2020年に初号機を納入する予定で、これまでに300機の確定受注とコミットメントを獲得しています。