航空機リース会社のアヴァロンは2016年10月6日(木)、アメリカCITグループの航空機リース部門を取得することで合意したと発表しました。アヴァロンは海南航空などを含むHNAグループの金融企業の渤海金控投資が株式100%を保有しています。
この買収契約で、アヴァロンの保有、管理する航空機は910機となり、資産価値で430億米ドル相当となります。買収契約は、規制当局の承認を条件に、2017年第1四半期に最終契約に至る見込みです。
アヴァロンは現在、リースする顧客規模は20カ国69社ですが、CITを含め61カ国154社となります。また、航空機ベースではアメリカ、ヨーロッパ・中東・アフリカ、アジア太平洋地域でそれぞれ3分の1ずつとなっています。
なお、今回の契約ではCITグループが管理する334機に加え、発注済み133機も含まれます。すでに航空会社にリース済みの機材は561機で平均機齢は4.6年、発注とコミットメント分の合計は349機で、A320neoファミリー、A330neo、A350とエアバスの195機、737 MAXが59機、787が28機となります。