新潟県三条市で2016年10月7日(金)、東北電力の関連事業などを手がける東北エアサービスのヘリコプターから輸送中の生コンクリート500キログラムが落下する重大インシデントが発生しました。これに伴う死傷者、建築物への被害はありませんでした。
この事案は10月7日(金)12時28分に発生したものです。東北エアサービスが保有、運航するBK117B-2、機体番号(レジ)「JA6620」が吊り下げ輸送していた生コンクリートを輸送する運搬用コンクリートバケットの開閉口が飛行中に意図せず開き、中身のコンクリート250リットルが落下しました。
基礎工事の現場となる三条市長沢近くの山中で、ヘリコプターに装備したバケットから地上に設置した容器に生コンクリートを移設しようとしましたが、バケット下部が開かなかったため、作業を中止して三条市原近くの臨時ヘリポートに戻る途中で発生した事案です。
国土交通省はこの事案を「重大インシデント」と認定し、運輸安全委員会は現地に事故調査官2名を派遣しています。