日本政府が導入を予定している次期政府専用機の777-300ER、機体番号(レジ)「N509BJ」は2016年10月12日(水)、シアトルのペインフィールド空港からフランス・ミュールーズとスイス・バーゼルの国境地帯にあるユーロエアポート・バーゼル=ミュールーズ空港へ飛行しました。この機体はボーイングで製造されている1機目の次期政府専用機で、機体は赤い帯が特徴的な新しい政府専用機塗装となっていることが確認されています。
ユーロエアポートを拠点に航空機メンテナンスを行う「ジェットアビエーション・バーゼル」は、2015年3月に、アジアの非公開のVIP顧客向けの777-300ERビジネスジェット2機の内装を受注したと発表しており、発表時点で「2018年夏に完成する予定のプロジェクト」としていることなどから、今回の「N509BJ」のバーゼルへのフェリーに関連したものであることが予想されます。
「N509BJ」は10月11日(火)にサンバーナディーノ空港で初めて新塗装の状態が確認され、読売新聞がこれを報じています。機体は10月11日(火)にサンバーナディーノから直接バーゼルへ飛行する予定でしたが、一旦シアトルへ引き返して10月12日(水)にシアトルから再出発、10月13日(木)にバーゼルへ到着しています。
#Japan Air Self Defense Force's first #B777-300ER, currently registered #N509BJ, on #Delivery to LFSB for completion in Switzerland. #JASDF pic.twitter.com/1qo0dKBUMP
— Holden Riley (@PlanesAtPaine) 2016年10月13日