ATR、中国のターボプロップ機の需要予測を発表 今後20年間で300機

ATR、中国のターボプロップ機の需要予測を発表 今後20年間で300機

ニュース画像 1枚目:ATR 72-600
© ATR
ATR 72-600

航空機メーカーのATRは、2016年11月1日(火)から11月6日(日)まで広東省珠海市の中国国際航展センターで開催されている「珠海エアショー2016(第11届 中国国际航空航天博览会)」で、7月に発表したATRの最新の市場予測に基づき、中国市場で今後20年間に見込まれるターボプロップ機の需要予測を発表しました。

ATRは需要予測の中で、中国では2035年までに300機の新規ターボプロップ機の需要が見込まれると予測、加えて今後20年間でターボプロップ機を利用する800の新規地域間路線が開設されると見込んでいます。これを基に同社では、地方間ネットワークの拡充は中国における大きな商機と捉えています。

今後20年間で見込まれる300機の新規ターボプロップ機のうち、270機は座席数61席から80席、残りの30機は座席数40席から60席の規模の機体を想定しています。ATRでは、自社で開発する機体を「効率的でかつ信頼性があり、適正価格で導入できる」機体であるとPR、ATR機を活用することで、航空網の拡充を図り、経済的な利益を享受することができるとしています。

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