イスラエル空軍、F-35I Adirの到着を前にシミュレーター設置の準備進む

イスラエル空軍、F-35I Adirの到着を前にシミュレーター設置の準備進む

イスラエル空軍(IAF)向けF-35AライトニングII初号機「AS-1」が2016年12月12日(月)、ネバティム空軍基地に到着します。イスラエルではF-35I「Adir」として運用、アメリカ政府の対外軍事有償援助プログラム(FMS)に基づき、33機の導入を計画しています。

この到着を前に、ネバティム空軍基地にはエルビット・システムのフライトシミュレーターの導入を進めています。シミュレーターはアメリカのルーク空軍基地と同一のもので、4基の訓練を同時接続し、実際の環境を再現するほか、タッチスクリーンを備えた教室も併設し、パイロットたちの訓練を支援します。

この導入により、飛行中に起こりうる可能性のあるすべてのシナリオをシミュレートし、実際の飛行中の任務をリハーサルでき、特に極限の状況や複雑なシナリオを体験し、技量を高めます。

なお、イスラエル空軍向けF-35AライトニングIIは6月にロールアウト、7月に初飛行しています。12月にネバティム空軍基地へ到着するF-35はAS-1、AS-2の2機を予定しています。

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