露サハリン州、北方領土の国後島/色丹島間にヘリコプター路線開設へ

露サハリン州、北方領土の国後島/色丹島間にヘリコプター路線開設へ

ニュース画像 1枚目:定期路線で使用されるMi-8MTV
© サハリン州政府
定期路線で使用されるMi-8MTV

ロシアのサハリンと千島列島を所管する地方政府のサハリン州は、2016年11月30日(水)、北方領土の国後島と色丹島を結ぶヘリコプター定期路線を開設すると発表しました。開設される路線は、国後島のメンデレーエフ空港と色丹島を40分で結ぶもので、週2便の運航が予定されています。

機材はサハリン州政府が保有する22人乗りのミルMi-8MTV-1が使用され、運航管理などをユジノサハリンスクを拠点にサハリン州内でヘリコプター事業を展開する「アビアシェルフ」が担当します。サハリン州政府は、2015年にMi-8、機体番号(レジ)「RA-22336」と「RA-22388」の2機を導入しており、これらの機体の使用が想定されます。

路線開設は色丹島の住民の要望で実施されるもので、サハリン州政府は、需要や条件次第で択捉島への飛行も可能としています。運賃は政府の補助で住民が利用する場合は通常の4分の1の価格に設定されるほか、オーロラが運航しているサハリンへの定期路線に接続できるスケジュールが設定される予定です。

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