木更津市、MV-22B事故で機体整備の運用開始を見合わせるよう要請

木更津市、MV-22B事故で機体整備の運用開始を見合わせるよう要請

防衛省が陸上自衛隊に導入するティルト・ローター機のV-22オスプレイ、アメリカ海兵隊のMV-22について、日米共通の整備基盤の設置する木更津駐屯地の地元自治体、木更津市は年12月13日(火)、名護市東海岸沖で発生したMV-22の事故を受け、市長と市議会議長の連名による要請書を防衛省に提出しました。この要請書は、防衛大臣、防衛装備庁長官、北関東防衛局長宛となっています。

要請書では、2017年1月から開始予定の海兵隊オスプレイの定期機体整備について、徹底した安全対策と地域の環境に最大限配慮するよう要請しており、改めて定期機体整備計画で市民の不安が解消できるよう、国に対して対応を強く要請しています。

内容は、事故原因の徹底した検証、当該事故の情報について速やかな提供、安全確認ができるまで、木更津駐屯地での定期機体整備の運用開始を見合わせるよう、アメリカ側に申し入れることとなっています。

木更津駐屯地での整備については富士重工業が修理企業に決定しており、10月下旬には陸上自衛隊のCH-47JAの騒音比較を行う試験飛行が行われています。木更津市の渡辺芳邦市長は、遺憾の意を表明すると共に、市民生活に支障をきたさないよう「出来る限りの対応を行う」としています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く