スカンジナビア航空(SAS)のリージョナル路線をATR 72-600で運航するデンマークのジェット・タイムは、2016年11月30日(水)、同社のビジネスを従来のコアビジネスに注力する事業再編を発表しました。
注力する事業は、ヨーロッパのツアーオペレーター向けのチャーター便運航と、多の航空会社向けに運航機材、運航乗務員、整備、機材保険コストを請け負うウェットリースするACMIです。運航体制は、737-700の8機を使用します。
このため、貨物事業とSAS向けACMI事業からは撤退します。SAS向け運航は、ATR 72-600を8機、SASとジェット・タイムが合意し順次、ジェット・タイムから退役し、2017年9月までに全機が移管されます。
貨物事業は、737-400貨物機を5機で運航していますが、これを段階的に減便していきますが、具体的な方法については現在、継続して調整が進められています。
ジェット・タイムはこの事業エリアの縮小は、財務状況の強化に加え、事業多様化による運航、生産体制が複雑化したことをあげ、ビジネスの構造を単純化するとしています。