カンタス航空、パース/ロンドン線の直行便を開設へ 787-9で運航

カンタス航空、パース/ロンドン線の直行便を開設へ 787-9で運航

ニュース画像 1枚目:カンタス航空 787-9、イメージ
© QANTAS
カンタス航空 787-9、イメージ

カンタス航空は2016年12月11日(日)、パース/ロンドン間の直行便を2018年3月に開設し、同社が1947年に開設したオーストラリアとイギリス間を結ぶカンガルー路線で初めて定期便の直行便を運航すると発表しました。機材は787-9を使用し、飛行時間はおよそ17時間を予定しています。

ロンドンでの乗り入れ空港は発表されていませんが、ロンドン・ヒースローの場合は9,009マイル、14,499キロメートル、ロンドン・ガトウィックの場合は8,997マイル、14,479キロメートルとなります。カンタス航空は乗入れ空港を発表していませんが、同社の発表は、距離を14,498キロメートルとしており、ロンドン・ヒースローに就航するとみられます。

この路線は世界最長の定期便とはなりませんが、就航時には世界3位の長距離路線となり、オーストラリアとヨーロッパを結ぶ唯一の直行便となります。また、カンタス航空の定期便ではダラス・フォートワース発シドニー着に並ぶ17時間台のフライトになる見込みです。

カンタス航空のアラン・ジョイスCEOは西オーストラリアには良いニュースで、オーストラリアにとってもイギリスとの直行便は経済関係や観光客の訪問のしやすさでより緊密な関係を築くことができるとしています。

また、飛行時間が17時間になるものの、ジョイスCEOは787の客室内の各種選定の過程で、快適性を担保できることに大きな注力を払ったとし、同社のエコノミーの設定が他社ではプレミアムエコノミーで提供される内容が装備されているとアピールしています。また、ビジネスクラスは「ミニ・ファーストクラス」と言われるほど、快適性を高めているとアピールしています。

また、この路線の開設で、シドニーやメルボルンなどからパースを経由してロンドン直行便を利用することも期待されるとしています。なお、パース発着は現在のターミナル3、4を利用します。これは現在、国内線ターミナルとして活用されていますが、国際線ターミナルとなり、カンタス航空のシンガポール、オークランド線もこのターミナルに移行します。

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