アリタリア航空は2017年1月13日(金)、エア・マルタの株式49%を取得する交渉を終了したと発表しました。これは2016年4月27日(水)にエア・マルタ、マルタ政府と締結した覚書(MOU)に基づき、取得条件について交渉を続けてきたものです。
両社は現在の航空業界を取り巻く環境は、株式取得やそれに伴う業務提携の環境に良い状況ではないとし、パートナーシップを結ばずに現在の取り組みに集中することとしたものです。
なお、両社はコードシェア・プログラムを拡大しており、これを通じて引き続き密に連携を図るとしています。
アリタリア航空は経営改善計画の進捗を妨げず、財務状況が健全であることを明確にするとしており、2017年までに収益性の高い事業に再建を進めており、エア・マルタがその戦略的成長に貢献するとの見通しを示していました。