宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2016年3月2日(木)、航空技術部門で2010年度から実施している公募型研究について、東京都調布市の調布航空宇宙センターで研究報告会を開催します。開催時間は11時から17時35分までとなっています。
JAXA航空技術部門で実施されている公募型研究は、各年度ごとに募集と選定が行われ、今回実施される報告会では、現在進行中である2014年度の3課題、2015年度の6課題、2016年度の6課題の合計15の研究課題について紹介されます。報告会の後に交流会も実施される予定です。
参加を希望する場合、JAXA航空技術部門事業推進部の担当者宛にメールまたは電話で所属や氏名、交流会への参加可否などを伝えて申し込むことができます。締め切りは2⽉22⽇(水)までです。詳しくはJAXAのウェブサイトを参照ください。
■公募型研究報告会
11:00 開始 航空産業協力課長
11:05~11:10 開会挨拶 航空技術部門長
11:10~11:15 公募型研究制度概略説明 航空産業協力課長
11:15~11:30 [静粛超音速機統合設計技術] 富士重工業:超音速旅客機インテークの空力設計とその検証技術に関する研究
11:33~11:48 [静粛超音速機統合設計技術] 早稲田大学:数値解析による静粛超音速機インテークのバズ発生予測
11:55~13:00 昼食
13:00~13:15 [静粛超音速機統合設計技術] 首都大学東京:空力最適設計による前進翼を採用した超音速旅客機検討
13:18~13:33 [静粛超音速機統合設計技術] 川崎重工業:小型SST離着陸騒音低減技術の研究
13:36~13:51 [航空機事故防止技術] 熊本大学:積雪を介したタイヤー路面間のトライボロジー挙動の解析
13:54~14:09 [エコウィング技術] 鳥取大学:前進翼旅客機の概念設計に関する研究
14:12~14:29 [Safe Avioプロジェクト] 東京大学:乱気流事故防止機体技術に関する警報評価技術の研究
14:32~14:49 [基盤応用技術] 東京大学:振動モードを考慮した突風応答軽減制御技術に関する研究
14:52~15:09 [基盤応用、構造・複合材] 川崎重工業:航空宇宙機設計の高度化に向けた非定常CFD検証のための高精度非定常空力試験の研究
15:30~15:47 [推進技術] 中部大学:航空機用超伝導推進モータ・システムの研究
15:50~16:07 [推進技術] 静岡大学:配管予冷時の極低温流体の流動に関する実験的研究
16:10~16:27 [数値解析技術] 東北大学:直交格子と合成渦法による効率的なジェット騒音推定手法の研究
16:30~16:47 [数値解析技術] 東北大学:境界層乱流遷移モデルパラメータの不確定性解析
16:50~17:07 [運航技術] 茨城大学:航空機遅延の波及現象を考慮した次世代運航技術の効果分析手法の開発
17:10~17:27 [航空機システム技術] 日本大学:固体酸化物形燃料電池の発電環境変動に対する耐性
17:30~17:35 閉会挨拶 プログラムディレクタ
17:50~19:20 交流会 (飛行場分室 研究総合C1号館1階 食堂)