ボーイング、787-10をロールアウト VC-25Aと競演で

ボーイング、787-10をロールアウト VC-25Aと競演で

ニュース画像 1枚目:チャールストン工場でロールアウトした787-10
© Boeing
チャールストン工場でロールアウトした787-10

ボーイングは2017年2月17日(金)、サウスカロライナ州ノースチャールストンの同社工場で787ファミリーで3機種目となる787-10ドリームライナーをロールアウトしました。ノースチャールストン工場の従業員に加え、ドナルド・トランプ大統領、サウスカロライナ州ヘンリー・マクマスター知事も出席し、新機種のデビューを祝いました。

787のロールアウトは、1機種目の787-8が2007年7月8日(日)、787-9が2013年7月26日(金)に続くもとのなり、ノースチャールストン工場でのロールアウトは同工場のみで製造する787-10で初めてとなります。今後、地上での各種試験を経て、数週間で初飛行を行う予定です。

ロールアウト式典では、工場のドアを開けるとエアフォースワンが現れ、そして787-10が登場するという演出で、トランプ大統領が集まった同工場のスタッフを讃えました。また、ボーイングは、世界中のサプライヤーや同工場の所在するコミュニティへ感謝の意を示し、787-10のローンチカスタマーとなるシンガポール航空をはじめ、同社の顧客への引き渡しと、この機種の果たす大きな役割への期待感を表しました。

787-10は、787ドリームライナーファミリーで全長が最も長い68.28メートルと、787-9より約5.5メートル長胴化された機体です。競合機より最大で10%の燃費向上が図られており、機内はこれまでの787-8、787-9と同様に大きくなった窓、保湿性の高い機内などを特徴としています。

現在、ボーイングは787-10で9社から149機の受注を獲得しており、2018年にシンガポール航空へ納入する予定です。





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