ユーロコプター、2011年の売上12.5%増、受注数100機以上増やす

ユーロコプター、2011年の売上12.5%増、受注数100機以上増やす

ユーロコプターは2012年1月24日、2011年の売り上げと受注数を発表しました。

これによると、2011年は合計503機のヘリコプターをデリバリー。売り上げは約12.5%増え、54億ユーロを記録。初めて50億ユーロを上回りました。新規受注は457機で、2010年の346機を100機以上も上回る好成績でした。

2011年に引き渡した機体の中には、1000機目のドーファン、1000機目のEC135、100機目のEC225が含まれています。

受注はエキュレイユとフェネックのEC130ファミリーと、EC145が目立つほか、新型のEC175と改良型のEC145T2などもあります。

なお、機種別の受注数、ハイライト、2012年の計画は以下のとおりです。

■2011年の受注数
EC120コリブリ:13機
エキュレイユ/フェネック/EC130ファミリー:238機
EC135:42機
EC145/UH-72ラコタ:104機
ドーファン/パンサー/EC155ファミリー:21機
EC175:4機
シュペル・ピューマ/クーガーEC225/EC725ファミリー:35機

■2011年のハイライト
・EC145T2と、AS350、EC135、AS365、AS332の延長アップグレードを発表。
・X-3高速デモンストレーター・ヘリコプターをパリ・エアショーで発表。モーターと内燃機関のハイブリッド・ヘリコプターのテスト飛行を開始。
・カナダの航空整備会社ベクター・エアロスペースの買収。ユーロコプター・カザフスタンの設立。韓国航空宇宙産業(KAI)との汎用ヘリコプターの共同開発。
・ユーロコプター・グローバル・ロジステックスをフランスのマリグナに設立。ロシアと中国に研修センター、スコットランドにEC225のシミュレーターを持つサービス支援センターを設置。
・ドイツのドナウヴェルトに開発、製造に必要な資産と技術、機器を集中。ル・ブルージェ空港近くにローターブレードの製造、メンテナンスの拠点施設を建設。

◎2012年の計画
・ドーファンの後継となるX-4の開発継続。ブラジルでのEC725組み立てラインと、メキシコでの部品製造施設の開設。
・7トン級の次世代ヘリEC175の運用開始。
・シュペル・ピューマ・ファミリー、EC145T2、エキュレイユ・ファミリー、NH90、タイガーの生産に注力。

期日: 2011/01/01 〜 2011/12/31
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