海上保安庁は2017年2月24日(金)から3月2日(木)まで、ジブチとフィリピンに航空機を派遣、海賊護送訓練、海賊対策などにかかる意見・情報交換を実施しました。
ソマリア沖・アデン湾で逮捕した海賊の身柄を日本へ護送する必要が生じた場合、迅速、かつ円滑な護送のため、航空機を派遣し海賊護送訓練を実施したもので、2017年のジブチ共和国への航空機派遣は2年連続で通算6回目、海賊護送訓練は通算5回目でした。
ジブチでは、護衛艦内で拘束する海賊被疑者の護送を実施し、護衛艦の下船、現地沿岸警備隊の車両で空港へ向かい、空港到着後は派遣したガルフストリームに乗機させるまでの訓練を実施し、その手順を確認しました。また、ジプチでは訓練に加え、沿岸警備隊や国家治安庁との意見交換を行いました。さらに、帰路のフィリピンでは沿岸警備隊、外務省との意見交換を行いました。
海上保安庁では、訓練や航空機派遣を通じ、各国海上保安機関などとの連携強化が期待されるとしています。