航空局、検査航空機の刷新で保安施設や製造施設の完成検査費を値下げ

航空局、検査航空機の刷新で保安施設や製造施設の完成検査費を値下げ

国土交通省航空局は、航空保安施設の完成検査などに使用する航空機を新しくしたため、「航空法関係手数料令」を改正し検査手数料を値下げすると公表しました。この改正法令は2017年3月24日(金)付けで公布され、4月1日(土)から施行されます。

手数料が値下げされる検査は、いずれも航空保安施設について、完成検査、航空法第43条第2項、第45条第2項、第47条第2項において準用される検査の4項目となります。

改正は、本邦外にある事業場の認定において、相互承認協定(BASA)の締結・拡大により、今後、職員を検査のために出張させることなく認定を行うケースが想定されることから、職員を出張させる場合に限って旅費相当額の加算を求めること、新たな飛行検査機の導入により経費が削減されたことの2点を理由に、手数料の見直し、値下げを行なうものです。

■航空機を使用する施設検査の「航空法関係手数料令」主な改正内容
<航空保安施設についての完成検査>
精密進入用灯火 2,162,000円→1,801,400円
夜間着陸用灯火 (進入灯検査を含む場合) 1,744,00円→1,415,000円
夜間着陸用灯火 (その他の場合) 1,277,800円→1,056,300円
その他の航空機を使用する検査 1,246,700円→1,025,200円
NDB(無指向性無線標識) 641,000円→500,100円
VOR(超短波全方向式無線標識) 2,378,600→1,754,100円
計器着陸装置(グライドスロープを含む場合) 2,802,900円→2,092,600円
計器着陸装置(その他の場合) 1,467,300円→1,13,400円
DME(距離測定装置) 668,100円→512,200円
<航空保安施設について法第43条第2項において準用する法第42条第1項の検査>
夜間着陸用灯火を精密進入用灯火に変更した場合 2,162,000円→1,800,600円
その他の灯火を精密進入用灯火に変更した場合 2,145,600円→1,785,000円
夜間着陸用灯火に変更した場合 1,721,600円→1,403,200円
その他の進入灯の検査が含まれる場合 1,703,100円→1,403,700円
その他の航空機を使用する検査 1,266,500円→1,045,000円
NDB(無指向性無線標識) 635,100円→494,200円
VOR(超短波全方向式無線標識) 2,366,400→1,741,900円
<航空保安施設について法第45条第2項において準用する法第44条第4項の検査>
精密進入用灯火 1,123,800円→918,900円
夜間着陸用灯火 (進入灯検査を含む場合) 957,100円→753,900円
夜間着陸用灯火 (その他の場合) 789,100円→619,400円
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