エアバス、A350-1000で高高度、高温、高湿度条件の離発着を試験

エアバス、A350-1000で高高度、高温、高湿度条件の離発着を試験

ニュース画像 1枚目:エルネスト・コルティソス国際空港でのA350-100
© AIRBUS S.A.S.
エルネスト・コルティソス国際空港でのA350-100

エアバスは2017年3月23日(木)、A350-1000の試験飛行機で高高度で温かく、湿度の高い条件の空港で、エンジンや機体性能を確認する「High and Warm」飛行試験キャンペーンを実施していると発表しています。この試験は、A350-1000の3号機で2機目に初飛行した、製造番号(MSN)「071」が使用されています。

「High and Warm」飛行試験キャンペーンは、10日間に渡り実施されました。ボリビア・コチャバンバで標高2,350メートルのホルヘ・ウィルステルマン国際空港、ラパスで標高4,054メートルのエル・アルト国際空港、さらにコロンビア・バランキヤのエルネスト・コルティソス国際空港で気温8度から32度の高高度の条件の3空港へ運航し、各空港でデータを収集するため、数回の離着陸を実施しました。

エアバスは、トレントXWB-97エンジンを搭載したA350-1000は性能が良好で、その挙動は正常であったと確認したと発表しています。これを受け、エアバスは認証試験に向けてキャンペーンは成功に向けた大きなマイルストーンとしています。この機材は2017年後半にも営業飛行を開始する予定です。

なお、A350-1000の試験飛行は3機で実施しており、製造番号で「059」「071」「065」です。

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