エアバス、A380の新客室オプションを発表 標準席数が4クラスで575席に

エアバス、A380の新客室オプションを発表 標準席数が4クラスで575席に

ニュース画像 1枚目:A380の新たな階段
© AIRBUS S.A.S.
A380の新たな階段

エアバスは2017年4月3日(火)、A380客室向けの新たな装備オプションを発表しました。ドイツ・ハンブルクで開催中のインテリア・エキスポで最新のオプションの1つ、客室前部の階段の設計変更を公開しています。エアバスは、A380の経済性、客室の快適性の向上をはかり、およそ80席を追加できるスペースを作り出し、航空会社に高い収益性をもたらすと紹介しています。

新たな客室装備オプションは6つで、新しい前部階段、乗務員休憩室の結合、メインデッキに横11席の配置、後部ギャレー階段モジュール、アッパーデッキ両端の荷物入れの取り外し、メインデッキに横9席のプレミアム・エコノミー設置です。

インテリア・エキスポで公開した新しい前部階段は、前部階段の位置をドア1からドア2に移動し、2階席のアッパーデッキに上がる階段入り口とロワーデッキの乗務員休憩室に下りる階段を組み合わせることで最大20席を追加できます。

このほか、ドア1の中2階のコックピット裏側にある従来の運航乗務員休憩室の位置を移動し、ロワーデッキの客室乗務員休憩室と結合させ、メインデッキ前部にプレミアム・エコノミーを3席追加や、新たな座席配置で18インチの座席幅を確保しつつ、メインデッキに「3-5-3」の配置で横11席とし、23席追加するメインンデッキの改良が可能になります。

また、客室後部のらせん階段を四角い直階段に再設計し、メインデッキのギャレーの収納量を2台追加と14席を追加、アッパーデッキの両端の収納スペースを取り除き、斜め配置のヘリンボーン座席では、ビジネスでを最大10席追加、メインデッキでは、プレミアム・エコノミー座席の設計を最適化し、横9席のプレミアム・エコノミーとし、8席配置より11席多くすることができます。

これらにより、A380の標準座席数497席のところ、オプションを取り入れることで、4クラス制で575席と78席増加させ、大幅な収益性の拡大が機体できる仕様となります。

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