ボーイングは2012年2月1日、F/A-18E/Fスーパーホーネット用の分散型ターゲティング・システム(DTS=Distributed Targeting System)の生産を開始したと発表しました。
DTSは、車載式地対空ミサイルのような移動可能な静止目標を精密攻撃するためのシステムで、レーダーや赤外線センサーから得られた情報と、システム内の情報を照合して目標を探し出します。
DTSを搭載したスーパーホーネットは目標を自機で攻撃するほか、他の友軍機に目標を指示して攻撃させることも可能です。
アメリカ海軍は2010年9月から2011年3月までに、チャイナレイクとパタクセントリバーのVX-31とVX-23で試験を実施し、低率生産を承認しており、2013年1月に初期運用能力を獲得する予定です。