エアバス・ヘリコプターズ、SA341/SA342ガゼルの初飛行50周年を祝う

エアバス・ヘリコプターズ、SA341/SA342ガゼルの初飛行50周年を祝う

ニュース画像 1枚目:SA341/SA342ガゼル、初飛行から50周年を迎えた
© Airbus Helicopters
SA341/SA342ガゼル、初飛行から50周年を迎えた

エアバス・ヘリコプターズは2017年4月25日(火)、同社・マリニャーヌ本社工場近くサン=ヴィクトレの航空博物館でSA341/SA342ガゼルの初飛行50周年を祝ったと発表しました。ガゼルは1967年4月7日(金)に初飛行し、この50年間に渡って、34カ国、およそ100の運航者を数え、そのメンテナンスの容易さ、信頼性が高く評価されています。

ガゼルは1960年代後半、イギリスのウェストランド、フランスのシュド・アビアシオンが協力し、開発・製造された航空機で、エアバス・ヘリコプターズによると1,250機超が納入されています。さらに現在でも、その3分の1にあたる470機ほどが運用中で、このうちフランス陸軍がおよそ100機を使用しています。

ガゼルはエアバス・ヘリコプターズのルーツでもあり、最新のH160にも採用されているフェネストロンを搭載した最初のヘリコプターです。この技術革新により、テールローター周りの安全性が向上し、騒音の低下にもつながっています。また、複合素材製ブレードの採用、カテゴリーI環境下でパイロット1名の運航をアメリカ連邦航空局(FAA)が認可した世界初のヘリコプターでもあります。スピード記録の樹立に加え、軍用機部門で大きな成果を収めており、運用中のガゼルの約80%は軍用機として使われています。

2016年12月末までに、ガゼル全体で700万飛行時間を記録しており、SA341は14,200飛行時間、SA342は13,100飛行時間を記録しており、いずれもアメリカで現役で運航されています。

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