PEMCO、737-700の貨客コンビ「FlexCombi」プログラムを開始

PEMCO、737-700の貨客コンビ「FlexCombi」プログラムを開始

ニュース画像 1枚目:737-700の貨客コンビ「FlexCombi」と貨物機
© PEMCO
737-700の貨客コンビ「FlexCombi」と貨物機

エア・トランスポート・サービス・グループ(ATSG)傘下で、航空機メンテナンス事業などを手がけるPEMCOワールド・エア・サービスは、737-700旅客機をベースとした、2種類の貨物改修プログラムを発表しました。旅客と貨物のコンビ機と貨物機改修で、この2機種は、コンビ機が737-700FC「FlexCombi」、貨物機は737-700Fとして市場展開します。

このうち、737-700FCは中東で航空輸送事業を手がけるチザム・エンタープライズがローンチ・カスタマーとなります。同社の子会社でバーレーン国際空港を拠点に、不定期便を運航するテクセル・エアが導入します。チザム・エンタープライズは同社の要件を満たすため、「FlexCombi」の仕様開発に多大な投資を行い、PEMCOのプロフェッショナリズムと支援により、広範な評価プロセスを経て、発注を決定したと説明しています。チザムは737-300の旅客機から貨物機改修を4機発注しており、その運用経験からPEMCOについて、信頼できるパートナーと賞賛しています。

FlexCombiへの改修は、フロリダ州タンパのPEMCO施設で2017年第2四半期中に1機目の改修作業に着手します。アメリカ連邦航空局(FAA)から2018年半ばに追加型式証明(STC)を取得する予定で、その後すぐにヨーロッパ航空安全庁(EASA)、中国民用航空局(CAAC)からもSTCを取得する計画です。

この737-700FCは、客室24席、客室12席、あるいは完全に貨物スペースのみと3パターンの仕様で運航できます。貨物のみの場合は、積載量が最大40,000ポンド、3,370立方フィートを搭載できる仕様となります。

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