航空自衛隊は2017年5月14日(日)から5月17日(水)、特別輸送機の国外運航訓練を実施すると発表しました。目的とする飛行場は4カ所で、イランの2カ所でテヘランのエマーム・ホメイニー国際空港、メヘラバード国際空港、イタリアのカターニャ州に所在するシゴネッラ空軍基地(シニョネッラ海軍航空基地)、マルタのルア空港(マルタ国際空港)です。
訓練飛行を通じ、中東、ヨーロッパでの未経験空港での飛行経路、航空交通管制の状況、離着陸時の特性、駐機要領などを確認し、国外運航能力の向上を図ります。使用する航空機は政府専用機の747-400、1機で参加部隊は航空支援集団の31名です。
シゴネッラ空軍基地は、主要国首脳会議がイタリア・タオルミーナで5月26日(金)、5月27日(土)に開催されることから、安倍首相の出席に伴う訓練とみられます。また、テへランは2016年9月にローハニ大統領との首脳会談でイラン訪問の招請がありました。